#エンジェルシェア ：お酒関連ワード解説 [ #輸入酒のかめや ]

2023年7月13日木曜日

この輸入酒のかめやWEBショップ本店のブログで使われている、お酒関連の様々な用語や言葉、原料などを解説しています。

お酒に詳しくない人でも楽しめるように、専門用語や難しい言葉を分かりやすく説明しています。また、お酒を買う前に知っておくと、お酒選びに役立つ情報が満載です。

今回は、「エンジェルシェア」です。

エンジェルシェアとは、ウイスキーや他の蒸留酒の醸造・熟成過程で、樽から蒸発・浸透して失われるアルコールの割合を指す言葉です。

蒸留酒を樽で熟成させる際、アルコールは時間とともに徐々に蒸発してしまいます。

この蒸発したアルコールの割合をエンジェルシェアと呼びます。

なぜ「エンジェルシェア」と呼ばれるのかははっきりしていませんが、一般的な説明としては、蒸発したアルコールが天使（angels）によって取られたというイメージからきていると言われています。

エンジェルシェアの割合は、熟成期間や気温、湿度などの条件によって異なります。

一般的に、長期間の熟成を行うとエンジェルシェアは大きくなります。たとえば、ウイスキーの場合、10年以上の熟成を経ると、蒸発によって20％以上のアルコールが失われることもあります。

エンジェルシェアは、蒸発によってアルコールが失われる一方で、醸造・熟成過程で酒質が磨かれる要素ともなっています。

失われたアルコールによって、酒がより濃縮され、香りや味わいが深まることがあります。

エンジェルシェアは、ウイスキーや他の蒸留酒の愛好家や生産者にとって、その醸造・熟成プロセスの一部として重要な要素となっています。

また、ウイスキー愛好家の間では、エンジェルシェアが「天使の分け前」とも呼ばれ、酒造りの神秘的な要素として楽しまれています。

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