歴史が紡ぐ、聖母の祝福　マドンナリープフラウミルヒ(白)：750ml [G048][#輸入酒のかめや]

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今回は、聖母の物語が詰まった一杯「マドンナリープフラウミルヒ(白)」です！

ドイツの名門ファルケンベルク社が手がける「マドンナリープフラウミルヒ」は、フルーティで爽やかな味わいが特徴のワインです。

その名は「聖母の乳」を意味し、ドイツワインを代表する一本として広く親しまれています。

新鮮な果実の酸味と軽やかな甘さが絶妙に調和し、和食はもちろん、スパイシーなエスニック料理や中華料理とも抜群の相性を誇ります。

このワインのルーツは、ライン川沿いに位置する歴史ある町ヴォルムスにあります。

ヴォルムスは美しい大聖堂や教会で知られ、ローマ帝国時代から重要な都市として栄えてきました。

中世には英雄伝説「ニーベルンゲンの歌」の舞台となり、宗教改革の先駆けとしても名を馳せた場所です。

この地で修道僧たちが作ったワインが、「リープフラウミルヒ(聖母の乳)」の名で世界中に広まりました。

「マドンナ」は、ファルケンベルク社が聖母教会のぶどう園を譲り受け、元祖リープフラウミルヒワインとして名付けたものです。

17世紀から続いた戦争で町と教会は荒廃しましたが、19世紀初頭にファルケンベルク社がぶどう畑の修復に取り掛かると、奇跡が起こりました。

1689年の戦乱以来行方不明だった聖母像が、ぶどう畑から発見されたのです。

この発見は、数世紀の時を経て再びワインづくりに光をもたらしました。

現在では、聖母像はぶどう園内に大切に祀られ、ワインづくりに携わる人々の信仰を集めています。

その姿は、ワイン「マドンナ」のラベルにも描かれており、守り神として愛されています。

ヴォルムスが位置するラインヘッセン地域は、ワイン生産地として理想的な条件が揃っています。

厳しい気候の中で育ったぶどうは、酸味が豊かで、その特徴を活かした独特の製法で醸造されます。

「マドンナ」はフルーティで華やかな香りが魅力で、1972年から日本の食卓にも彩りを添えています。

使用されるぶどう品種には、それぞれ独自の特徴があります。

ミュラー・トゥルガウ種は軽やかなマスカット香と滑らかな味わいが特徴で、リースリング種は繊細で上品な香りを持つドイツワインの代表品種です。

シルヴァーナー種は爽やかな酸味が魅力で、ケルナー種はフレッシュで酸味のあるフルーティな味わいが特徴です。

ファルケンベルク社は1786年に創業し、現在の社長は創始者から直系7代目にあたります。

220年を越える歴史の中で、フランス革命や二度の世界大戦を乗り越え、聖母教会のぶどう畑も多くの試練に直面してきました。

それでも、マドンナリープフラウミルヒは、昔から旅人や巡礼者を癒してきたように、今も多くの人々に愛され続けています。

是非一度試してみてはいかがでしょうか。

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